はじめに

みなさんこんにちは!ECタイムズのみなつです。

今回も耳寄りな情報をお届けさせてもらいます!なんと、TikTokに万単位のフォロワーを持つ現役のインフルエンサーへのインタビューが実現しました✨

突然ですが、皆さん!自社ECのリピーターを囲い込むために重要な要素って何だと思いますか?

一つには、”自社の明確なイメージ”をお客様に正確に伝えること”だと思います!(たぶん)

そして!イメージの醸成において活躍するのがインフルエンサーの存在です。

今回は人気TikTokerがもつ、ビジネスパーソンとしての側面や企業との契約におけるいろいろな悩みについて知れる貴重な回となっております。

TikTokはうなぎ上りのSNS

まずは、TikTokの近年の驚異的な成長について見ていきましょう!

TikTokとは、10分以内の動画をユーザーが投稿する今急成長中のSNSです。特に10代から20代の若者からの人気が根強く、日本国内での月間ユーザー数は1700万人(2021年8月時点)、世界での総ユーザー数は10億人を超えています。(参照元「2021年に活用を始めないと乗り遅れる」電通天野氏に聞くTikTok …)

ただのSNSでしょ?と思いきや、実はECとは深い関わりが。TikTokの2021年の動画広告市場規模は、4195億円(参照元【2022年最新】TikTok広告とは?広告の種類や流行りの傾向など ...)、中国ではライブコマースの普及とともにEC機能が搭載され、EC流通額は18兆円にも上ります。今後、国内でもEC機能が本格的に実装されていく見込みです。(参照元中国の短尺動画SNS「抖音」のEC流通額は18兆円!購買行動を変え ...)

【TORIHADA】「TikTokをきっかけとする商品/サービスの購買行動 ...によると、2021年時点で約三人に一人が、TikTokで商品・サービスのの購入または申し込みをしたことがあり、その内訳は上から、アプリ/ゲーム、食料品、メイク、日用品、生活雑貨、アパレルとなっています。

つまり、ECサービスにとって、TikTokは大きな流入口となり得るツールということなのです!

TikTokはこちらから

お二人のご経歴

お待たせしました!それでは、今回お話をいただけるお二人について紹介したいと思います!

一人目は、TikToker兼グラビアアイドルのなな茶さんです。

なな茶さんは元々地下アイドルを10年され、TikTokを始めたことで人気に火がつきました。

最初は友達とノリでやるようなダンスをあげていて、フォロワーが10万人を超えたあたりから音声の動画を上げていくうちに100万人を突破。
ほとんどのファンをライブハウスではなく、TikTokで獲得した地下アイドルとなりました。
TikTokのフォロワーは2022年10月時点で360万人いらっしゃいます。(すごい......)

二人目はりょた@現役医大生さん(以下りょたさん)です。

きっかけはTikTokerのお友達からの誘いだったそうです。最初はバズらせることもできず、TikTokが伸びる仕組みについて研究を始めます。

視聴時間やいいね数の伸びるロジックを解析し、心理学を合わせることで伸ばす動画を作れるようになっていったそうです。

そして、周りの医療関係者の方から自分もバズらせて欲しいと依頼されたのをきっかけに、現在はTikTokの運用代行を行う会社をしながら、ご自身でも発信を続け、2022年10月時点でTikTokのフォロワーは34.5万人に達しています。(やっぱりすごい…)

そんなお二人に、TikTokの活用戦略をたっぷり聞いてきました!それでは始まり始まり〜

なぜTikTok?他SNSとの違い。

なな茶さん、りょたさん、今日はよろしくお願いします。

なな茶&りょた:

よろしくお願いします!

TikTokの特徴的なアルゴリズムとは

それでは早速りょたさんに質問ですが、TikTokで影響力をもつのは、他の媒体と比べてどんな違いがありますか?

りょた

違いはやっぱり、認知の広がる速さが他のSNSよりも速い点ですね。

そもそも、僕だってTikTok歴がまだ2年とかのレベルですし、YoutubeやInstagramでここまで認知度を短期間で広げることができるとは無理かなと。

理由は、YouTubeとInstagramとは拡散の法則が全然違うためです。TikTokは全く新しいプラットフォームだと思っていて、概念的に、Instagram、YouTubeはSEOである一方で、TikTokはAIがその動画を評価してくれます。

と、言いますと……

りょた:

SEOでは、いわゆる雪だるま式に拡散力が増していくので、地道に影響力を伸ばす必要があり、どうしても時間がかかってしまいます。

それに対して、TikTokではAIが動画単体を評価してくれるので、クオリティーの高さとその動画単体を伸ばす工夫が出来てさえいれば、新規参入でも一気に知名度を獲得することができます。

最近、滞在時間がInstagramを超え、YouTubeに迫りつつあるのと、ユーザーの平均年齢も34歳と言われていて、ちょうど消費意欲の高い層が多いことが、参入のインセンティブになっていると思います。

なるほど。とても勉強になります......(すごい)

Instagramとの棲み分け

なな茶さんに質問ですが、Instagramもやってらっしゃって、2022年10月時点でフォロワーが35万人近くいますよね。TikTokとInstagramで発信する情報の使い分けや、フォロワーの属性の違いなどはありますか?

なな茶:

やっぱり、TikTokはすごく拡散力があって、たくさんの方に認知してもらえますね。Instagramは、私のことをすでに知っていて、もっと知ろうとしてくれる方が多いと感じます。

確かに、TikTokは動画の最初の動きや表情で、どんな動画かが分かるものが多く、Instagramはどちらかと言うと画像を使ったファン向けの告知などが多いですね。

なな茶:

はい。その通りです。そのため、TikTokを入り口としてInstagramにも来ていただき、長期的なファン獲得に繋げていくというSNSの使いわけが大切かなと思います。

TikTokで商品は売れるのか?

TikTokは「きっかけ作り」のツール

近年は企業サイドも、影響力のあるTikTokerをビジネスで活用しようという動きがだんだんと出てきていますよね。
そんな中、TikTokには「動画の尺が短い分、ユーザーの印象に残りづらい」という弱点もあると思うんですけど、そんな点から相性の良い業界とかありますか?

りょた:

僕的には企業様の目的が何かによると思います。テレビCMもTikTokと同じように視聴者の記憶に確実に残すよりは、認知拡大が目的だと思うんですよ。

なので、相性の良い業界は特になくて、いかにTikTokを”きっかけ作り”に活かすことができるかが大事かなと。認知拡大の先に、他のプラットフォームを複数用意しておくと、フォロワーをそちらに導くことができますよね。

あと、自社のキャッシュポイントがどこにあるのか、をはっきりさせることが重要だと思います。ECが強いのに、沢山のお客様がキャパの小さい実店舗に流れても効果が下がりますよね?

なるほど!

TikTokを入口としながらも様々なSNSを使う。そして、ツール別に目的を明確にして全てを使いながら1つの目標を達成していくことができる。企業様にとってはTikTokは有用な手段だということですね!

最近の注目は「TikTok Live」?

お二方とも、ブランド商品をもつ企業様からPRのご依頼を受けたことがあると思いますが、過去の事例について具体的にお話を聞きたいです。なな茶さん、どうですか?

なな茶:

初めの頃はナイトブラとかをやっていて、あとはゲーム案件やICの案件をしました。
ショートムービーを使えば認知は広まりやすいんですけど、しっかり数字に繋げたいなと思ったので、TikTok Liveをやってみることにしました。すると、宣伝した某アプリのインストールが2000件増えたんですよ!

やっぱり、Liveの方が私のことをより知れるからエンゲージメントが高いユーザーが集まるので、そのままCVに繋がりやすいのかなと思います。

なな茶さんのTikTok Liveの様子

ーTikTok Liveという新しい発想、全く思いつきませんでした。CVを目標とするのであれば、選択肢に入れるべきですね!

TikTokerに依頼するには

皆さん!そろそろTikTokerがいかに考え、発信しているか分かってきたところだと思います。
では、TikTokerに案件を依頼するにはどのような点に留意すればよいでしょうか?
お二方に聞いてみましょう!

トラブルに要注意!

ーなな茶さんは地下アイドルとして、セルフプロデュースをずっとされてきて、今は独立されて変わらず自分で動いているとか。
案件を受ける時にトラブルのリスクとか感じることはありますか?

なな茶:

今、事務所に所属しているわけではないので、騙される危険があるというデメリットがあります。

広告代理店の方を通して企業様から案件をいただいたときに、ちょっとトラブルがありまして。

例えば、アフィリエイトと聞いていたのにアフィリエイトの数字をちゃんと教えてくれないとか、ふわふわしたまま報酬が振り込まれていました。

ー構造上、企業様からしても、インフルエンサーの方からしても広告代理店の予算の使い方が不透明なところが出てしまうためでしょうか。
インフルエンサーの方に仕事を振るのは、確かに課題が山積みな感じですね。

なな茶

そうですね。実際に依頼をする際には、双方安心してお仕事に取り組むためにも、トラブルを回避できるよう事前にすり合わせることが大切だと思います。

TikToker選びのポイント

企業様にとって、どういうブランドがどのTikTokerと合うか、みたいな選定って結構難しいなと思ってまして......

お二方の見た目からは一見想像できないような商品がユーザーに案外刺さることもあると思うんですよ。そこで、お二方の中でご自身にマッチする商材とかお伝えできますか?

なな茶:

私は男性のフォロワーさんが多いので、もしかしたら女性向けの商材よりはギャンブルやゲームやアプリケーションビジネスの方が向いてるかもしれないです。

でも、15%くらいは女性で、DMから使っている下着とか胸の大きさについての悩みを受けることも結構あるので、ナイトブラは結構いいと思います。

一見女性向け商材と相性が良さそうに見えると思うので、男性向けの商材の方が相性が良いかも、というのは意外に思われるかもしれませんね。

ーそういうのありそうですね。りょたさんの場合はどうですか?

りょた:

僕は年代を問わず男性が多いので、経営者向けの車とか男性の好きなものですかね。かといって女性も40%くらいいるので、メンズを含めた美容系はフィットすると思います。

あと、CM感覚で認知につなげるだけだったら女性向けの化粧品とかも実績があります。

ーTikTokerの「フォロワー」の属性を見極めることが大切なんですね。

継続案件のメリット

ーお二方とも、企業のPR案件を受けられる際に契約のこととかすごく考えられておられると思うんですが、インフルエンサー側から「今、何が課題で未来がどうなっていくか?」について考えられていることや希望はありますか?

りょた:

そうですね。最近は、単発案件がステルスマーケティングとしてユーザーから認識されはじめていて、正直避けられたり、飽きられちゃったりしてるんですよね。

企業様が予算出して代理店さんが中抜きして、なるべく安く沢山のインフルエンサーに卸してた案件は、代理店として利益は出るけど、企業の売上に最大限の貢献ができてないんですよね。なぜなら、ユーザーは一回の投稿を見るだけでは商品のことを忘れてしまうので......

なので、これからはインフルエンサーが公式アンバサダーという形で継続案件を受けることが必要だと思うんですよね。

インフルエンサーとしても単発をいくつも取りに行くのは結構しんどいですし、収入も不安定になるので、中長期的な契約とインセンティブのある報酬制度があった方がメンタル的には楽ですね。

こうすることで、ユーザーがインフルエンサーに紐付けて商品を覚えてくれるので、実際に企業様の利益につながりやすいと思っています。

なな茶:

ホントに同じ意見!私自身、最近になってようやくバイトなしでも稼げるようになりましたし、収入0の日とかもあって精神的にきたこともあります。

あと、単発よりは継続することでストーリー性があって、ユーザーさんも見てて楽しいのかなと。

ーやっぱり、自分にフィットした継続案件はモチベーションや受託先の企業様を応援したい気持ちが高まるものですか?

なな茶:

ありますね。インフルエンサーの気持ちとしても、メンタル的に愛着が沸いた商品のPRはモチベーションが上がると思います。

ーでも、インフルエンサーにDMでアプローチが可能で、広報部とか専門の部署があるのに、どうして目的が曖昧な単発案件が皆さんのところに降りてくるのでしょうか?

りょた:

それはもう、要するにこの実情を知らないからですよ。①まだ単発案件でやるだけで効果が上がると思っている人がいるようですし、②継続案件よりも単発案件の方がはるかに労力がかからないのも原因の1つです。

2つ目は担当者がサラリーマンとして動く以上、一生続く問題だと思います。

相当革新的なことをやる必要があると思いますね。

ーなるほど。単発案件が多い理由は、実は企業担当者にあったと......

りょたさん、なな茶さん、貴重な時間をいただきありがとうございました。

おわりに

みなさん、いかがでしたか?

今回はTikTokで活躍中のりょたさんとなな茶さんのインタビューを取り上げました!

TikTokの特殊なアルゴリズムから、他のSNSと併用する大切さ、お二方がすごく考えていること、なかなか聞けないインフルエンサーの実情まで幅広く扱ってきました。

これからインフルエンサーマーケティングを検討されている方には、貴重な内容だったと思います!

やはり、利益を上げるためにも、しっかり考えをもったインフルエンサーと二人三脚で自社商品の認知拡大に向けて歩んでいくのが効果的ではないでしょうか?

最後に!

ECのプロには、インフルエンサーマーケティングを含めさまざまなEC施策のプロフェッショナルがいます。

現在、以下のフォームから無料相談申し込みが可能ですので、ぜひご検討ください!