【ECモール超入門編!】出店前に確認したいメリット・デメリット

2023-03-31

はじめに

みなさん、こんにちは!ECタイムズ編集長のみなつです。

ネットショッピングをするとき、まず思い浮かぶのがAmazonや楽天などのモール型ECサイト。しかし、結局どのECモールがいいの?何が違うの?と疑問に思うこともしばしばですよね。
すでに自社ECをもっていて、ECモールへの出店を視野に入れるべきかどうか悩んでいるという方も多いのでは?

そこで今回は、EC事業者なら誰もが知っておきたいECモールの基本情報をまとめてみました。ECモールの種類から、出店のメリット・デメリット、大手ECモール3社の比較まで、出店前に知りたい情報をまるっとお届けします!

そもそもECモールとは?自社ECとの違い

ECモールは、いわばWeb上のショッピングモール。Amazonや楽天のように、多数の企業・ショップが出店しているECサイトのことです。ユーザーはモール内を自由に動き回り、さまざまなショップが提供する商品のなかから自分にあった商品を見つけることができます。

独立したドメインをもつ自社ECとは違い、既存のECシステムを利用するため、一からサイトを構築する必要がないというのが大きな特徴です。また、ECモールはすでに多くのユーザーを確保しているため、自社ECで課題となる集客力を補うこともできます。

その意味で、自社ECの制作が難しい、あるいは自社ECの集客力に課題を抱えている中小規模の企業やショップにおすすめのプラットフォームだといえるでしょう。

ECモールの種類

ECモールは大きく3つのタイプに分けられます。代表的なECモールであるAmazonと楽天を例に、それぞれの特徴を見ていきましょう!

マーケットプレイス型ECモール

マーケットプレイス型のECモールの代表例はAmazonです。

インターネット上に開かれた市場のようなものとイメージすると良いでしょうか。それぞれのショップが自分の商品をモールに出品し、訪れたユーザーが自分に合った商品を選択します。

テナント型とは違い、あくまで商品単体を登録するプラットフォームなので、ショップ自体の個性は見えにくくなってしまうのが難点。しかし、商品データの管理やプロモーションをECモールが一括して行ってくれるため、サイト運用の負担が小さくなるというメリットがあります。

Amazonについては、後半に詳しく説明します!

テナント型ECモール

テナント型のECモールの代表例は楽天市場です。

実際の大型ショッピングモールのイメージに近く、各ショップがそれぞれのサイトを構え、そのなかで商品を販売します。そのため、マーケットプレイス型とは違って、店舗ページをカスタマイズできます。

もちろん、その分出店準備に時間を要しますが、ショップの独自性をアピールできるのが強みです。サイトのデザインや商品の見せ方にこだわりたいという方にはテナント型ECモールがおすすめです。

楽天についても、後半に詳しく説明します!

統合管理型ECモール

統合管理型ECモールとは、自社内で構築するECモールのことです。アパレル企業など複数の独自ショップ・ブランドを抱えている場合に利用されます。商材ごとにショップデザインを変えることができ、それぞれのブランド力を高めるのに有効です。

マーケットプレイス型ECモールやテナント型ECモールと比較して、管理の手間はかかりますが、中長期的にビジネスを拡大したい場合にはおすすめです。

ECモール出店のメリット・デメリット

ECモールの分類をおさえたところで、やはり気になるのは実際の出店にどのようなメリット・デメリットがあるのかという点ですよね。自社ECと比べて、どのような点で違いがあるのか調べてみました。

メリット① 集客力が高い

ECモールに出店する最も大きなメリットは、やはり集客力の高さです。ECモールは数千万人単位の利用者を抱えており、出店すれば多くのユーザーの目に触れることができます。また、自社ECではなかなか難しい自然検索による流入についても、モールサイトの力を借りて上位表示できれば、数字が大幅に伸びる可能性があります。

メリット② コンバージョン率が高い

大手ECモールはユーザーからの信頼度が高いため、ネットショッピングにまだ抵抗がある人に対しても、購入のハードルを下げられます。それぞれのECモールでは出店前に審査を行っているため、ショップ自体の知名度が低くても一定の信頼を獲得できます。

デメリット① 利益率が下がる

ECモールに出店するデメリットの一つとして、利益率の低さが挙げられます。ECモールでは、出店する際の出店料や月額の固定費に加え、商品が売れるごとに販売手数料をモール側に支払う必要があるので、自社ECに比べて利益率はどうしても低くなってしまいます。

デメリット② 価格競争に陥りやすい

ECモールではユーザーが類似商品を簡単に比較できるため、価格競争が加熱しやすい傾向にあります。他のショップに合わせて無理に商品価格を下げることになれば、さらなる利益率の低下を招くことになりますが、価格に納得してもらえないと全く手に取ってもらえなくなる可能性も。自社ECとは異なる販売戦略が求められそうです。

大手ECモール3社を比較!あなたに合ったECモールはどれ?

ここからは、ECモールに出店する際に参考になるように、日本の大手ECモール3社それぞれの特徴について説明していきたいと思います。

楽天市場

楽天市場は、日本を代表するテナント型のECモールです。月間利用者数5000万人以上と抜群の知名度と集客力を誇っています。また、楽天は他にも、「楽天カード」・「楽天トラベル」などさまざまなサービスを展開し、そのほとんど全てのサービスで「楽天ポイント」を利用できるようになっています。そのため、35歳以上の女性を中心にポイント利用に敏感なユーザーが多く、最大10倍のポイントを獲得できる「お買い物マラソン」などのキャンペーンが人気を博しています。

Amazon

Amazonはアメリカに本社を置くマーケットプレイス型のECモールです。日本でも楽天市場に匹敵するユーザー数を誇りますが、法人・個人を問わず誰でも登録でき、一商品から出品が可能です。また、「フルフィルメント by Amazon」というサービスを利用すれば、商品の配送やカスタマーサービスを一任でき、初心者でも簡単にECを始められます。素早い配送が大きな魅力となり、男性を中心にユーザー数を増やしています。

Yahoo!ショッピング

いわずと知れたヤフー株式会社が運営するテナント型のECモールです。初期費用・月額固定費・売上手数料が無料であるため、近年出店数が激増しています。また、他のECモールでは禁止されている外部リンクの規制がなく、SNSや自社サイトへの送客が可能というのも大きな特徴です。最近では、ZOZOTOWNやLINE、PayPayとの連携強化により、若年層を中心に利用者を伸ばしています。

おわりに

ここまで、ECモールの種類から出店のメリット・デメリット、大手ECモールの特徴まで、ECモールに出店する前に知っておきたい情報をまとめてきました。

自社ECとは全く異なる魅力をもつECモール。利用にコストがかかる分、それぞれの役割をきちんと理解し、戦略を組み立てていくことが重要なようです。

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