よく聞くUGCとは?ECサイトにUGCを取り入れることで期待できるメリットや事例

2024-06-05

よく聞くUGCとは?ECサイトにUGCを取り入れることで期待できるメリットや事例

商品やサービスを提供する企業にとって、自社の商品やサービスの魅力を多くのユーザーに知ってもらうことは重要です。そのための方法としては広告や自社の運営するメディア、商品ページなどへの掲載以外に、ユーザー自身が作成するコンテンツを活用するという選択肢もあります。この記事では、ユーザー自身が作成するコンテンツである「UGC」の特徴や、UGCを活用している企業の事例、UGCのメリット・デメリットについて解説します。

UGCとは何か

UGCとは「User Generated Contents」の略であり、日本語では「ユーザー生成コンテンツ」と訳されます。商品やサービスを提供する企業側ではなく、消費者である一般ユーザーによって制作・発信されるコンテンツを指す用語です。具体的には、ソーシャルメディア(SNS)へのユーザーの投稿やレビュー、評価などがUGCとして位置づけられます。

また、ユーザーの投稿に付随する写真や動画などのコンテンツもUGCの一部です。

UGCが重要な理由4つ

UGCがECサイトを運営する企業にとって重要である理由には、以下の4つが挙げられます。

コンバージョンの改善・促進につながる

UGCの活用は、ECサイトのコンバージョンの改善・促進につながる可能性があります。UGCは、実際に商品やサービスを利用したユーザーが、自身の体験に基づいて作成し発信するものです。商品やサービスの購入・利用を検討しているものの、決心がついていないというユーザーは、実際に同じものを利用したユーザーの意見を参照して、購入・利用を決めるケースが少なくありません。そのため、UGCの存在が購入や利用を迷っているユーザーの行動を後押しする可能性があるのです。

ユーザーの体験価値を共有できる

UGCは、商品やサービスの「体験価値」を共有できるという点で重要です。「体験価値」とは、商品やサービスの提供を通して、企業がユーザーにもたらすことのできる体験を指します。一方、商品やサービスそのものの機能や性能面について企業がユーザーに提供できる価値のことは「機能価値」と呼びます。商品やサービスが顧客に選ばれるためには、商品やサービス自体の機能・性能ももちろん重要です。しかし、EC市場に参入する事業者が数多く存在する現代では、性能や機能ではほとんど差別化できない商品やサービスも多くあります。

そこで、機能価値での比較だけではなく「その商品やサービスを購入・利用したことでどのような体験ができたのか」という体験価値をユーザー自らが発信するUGCは、新たなユーザーに自社を選んでもらうための重要な判断基準となるのです。

広告よりも信頼性の高い情報と認識してもらえる

UGCは、ユーザーにとって広告よりも信頼性の高い情報と認識してもらえる可能性があります。ECサイトの運営においては、多くの企業が自社の商品やサービスを広告で宣伝し、ユーザーにアピールします。しかし、広告では商品の一般的な特徴や性能を伝えることはできても、個々のユーザーの実際の使用感や体験を伝えるのは困難です。

広告に惹かれて購入したユーザーが実際に商品やサービスを利用した際に、広告の印象から期待していた内容と異なる結果となった場合、そのユーザーの広告に対する信頼が揺らぐ可能性があります。一方のユーザーが制作するUGCは、企業の視点ではなく、商品やサービスを利用する側の視点から生まれる情報です。UGCはユーザー自身の体験や意見を反映しているため、広告よりも信頼性が高い情報であると認識してもらえる可能性が高いでしょう。

バイラルマーケティングの促進が期待できる

UGCの活用は、バイラルマーケティングの促進につながる可能性が期待できます。UGCでは、ユーザー自身の体験や使用感が発信されます。その中でも代表的なのが、「口コミの投稿」や「SNSへの投稿」です。特にSNSへの投稿では、ハッシュタグの機能によってその話題に関心を持っているユーザーへのリーチが期待できます。また、リポストやシェアなどの機能もあるため、短時間でより多くのユーザーへのリーチを獲得できる可能性があるでしょう。このように、SNSを通して不特定多数の人へと広まる手法を「バイラルマーケティング」と呼びます。UGCの投稿は、バイラルマーケティングの促進に効果的なのです。

UGCの事例

実際にECサイトを展開している企業において、UGCを活用している成功事例があります。ここでは、以下の2社の事例をご紹介します。
・ベースフード株式会社
・健康コーポレーション株式会社
それぞれ具体的に見ていきましょう。

ベースフード株式会社

出典:ベースフード株式会社

栄養バランスを重視した、低糖質・高タンパクの食品として「BASE BREAD」などを展開するベースフード株式会社は、自社サイトでUGCを活用した成功事例の一つといえます。

出典:ベースフード株式会社

ベースフード株式会社のWebサイトでは、含有成分や商品の特徴、メリットなどの「機能価値」を発信するとともに「お客様の声」として実際に使用したユーザーの感想や具体的な活用シーンなどを掲載しています。また、属性の異なるユーザーの声を取り上げることによって、幅広いユーザーにアプローチできるよう取り組んでいる事例であるといえるでしょう。

健康コーポレーション株式会社

出典:健康コーポレーション株式会社

化粧品、健康食品やダイエット食品などの販売を行う「健康コーポレーション株式会社」も、自社の商品紹介のツールの一つとしてUGCを活用しています。

出典:健康コーポレーション株式会社

たとえば、同社が展開する「どろあわわ」という洗顔料の紹介ページには、商品紹介に加えて「#どろあわわVOICE」というコンテンツが掲載されています。このコンテンツには、該当のハッシュタグが付与されたInstagramの投稿が埋め込まれており、実際のユーザーがInstagramに投稿した内容をサイト内から直接閲覧できる仕組みになっています。このようにUGCを取り入れることで、商品購入を検討しているユーザーは、他のユーザーの実際の使用感を、写真・動画で確認できます。

UGCのメリット・デメリット

ECサイトを運営する企業にとって重要性が高いUGCですが、UGCにもメリット・デメリットがあります。以下のような点に注意してUGCを活用することで、UGCの持つ特徴を活かしつつリスクを抑えた運用が可能となるでしょう。

UGCのメリット:消費者視点・客観的な評価が得られる

UGCを取り入れるメリットの1つは、消費者視点・客観的な評価が得られることです。商品やサービスを提供する企業側が発信する情報には、自社製品のアピールしたい特徴などを重視して盛り込む傾向があります。一方のUGCは、実際のユーザーの視点で商品やサービスを紹介してもらえるという特徴があります。ユーザーの投稿の中には、企業が想定していなかった視点からの魅力や、客観的な意見が含まれることもあるでしょう。ユーザーの評価が肯定的なものであれ、否定的なものであれ、「生の声」であるUGCは企業にとって商品やサービスの改善のヒントとなるケースも多いといえます。

UGCのメリット:制作コストや時間の抑制ができる

UGCの活用は、広告などの制作にかかるコストや時間の抑制につながる可能性があります。自社の商品やサービスを紹介するために、企業自身が商品ページやオウンドメディア、ランディングページなどを制作することは一般的に行われている手法です。しかし、こうした媒体の制作には金銭的・時間的コストが生じます。UGCは同じ商品について複数のユーザーが自主的に作成するコンテンツであるため、企業の側から見れば時間や費用などのコストを負担することなく、自社の商品やサービスを紹介してもらえるということです。

UGCを大量に収集し掲載すれば、客観的な意見を確立できるというメリットがあります。

UGCのメリット:マーケティング施策のヒントとなる

UGCを収集することで得た情報は、商品開発やマーケティング施策のヒントになります。口コミやSNSへの投稿を行っているユーザーは、自社の商品やサービスを実際に利用した消費者です。こうしたユーザーの属性や感想を分析することで、自社の商品やサービスがどのような属性を持つユーザーによって利用されているのかや、どのような層から支持されているのかを知ることができるのです。

UGCのデメリット:情報の正確性やクォリティが担保されない可能性がある

企業自身が発信する情報と比較して、一般消費者であるユーザーが作成するコンテンツは、情報の正確性やクォリティを担保しづらいという欠点があります。紹介されている商品の特徴や成分、材質などに誤解が生じているケースや、ユーザー自身の思い込みによる悪評がUGCとして発信されるリスクを完全に避けることは困難です。

UGCのデメリット:権利侵害に留意する必要がある

UGCを活用する際には、権利侵害に留意するとともに、ユーザーの投稿内容についても問題がないか慎重にチェックする必要があります。企業が自社サイトなどにUGCを掲載する際には、ユーザー自身が投稿した文章や写真を使用することになります。各種SNSに投稿されるUGCの場合には、SNSプラットフォーム側が設定する引用の基準や方法に留意し、ユーザーの権利を侵害しないように活用する必要があります。また、ユーザー自身が著作権や肖像権を侵害した内容を投稿しているケースもあります。

まとめ

UGCは企業が発信する情報とは異なり、ユーザーの生の声を取り入れられるというメリットがあります。UGCを活用することで、ユーザーからの信頼性の獲得やコンバージョンの改善が見込めるでしょう。一方、UGCはあくまでユーザーが投稿する情報であり、不正確な情報や権利侵害には留意する必要があります。「ECのプロ」では、SNSの活用を含めた施策によるコンバージョンの改善を目指したパッケージも展開しております。UGCの活用によるECサイトのコンバージョン改善を目指したい企業や担当者の方は、お気軽にご相談ください。お問い合わせはこちら

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