自社にあったECカートとは?ECタイムズのおすすめ5選!

2022-10-10

はじめに

皆さんこんにちは。ECタイムズのみなつです!

ECサイトにはさまざまな「必要なこと」がありますが、中でも「ECカート」は必須中の必須ですよね!

ECカートなくしてECサイトあらず。ECに携わる皆様であれば、ECカートの種類やその機能にどのようなものがあるのかについて、詳しく知っていて損はないでしょう。

実は、ECカートには機能や価格、集客力等により多様な種類があり、規模や売上目標に応じて適切なECカートを選ぶことが、ECサイトの売上を伸ばす上で重要なポイントとなります。

では、ECサイトの売上を効率よく上げるためには、具体的にどのようなECカートを選べば良いのでしょうか?本記事では、そんなECカートのそもそもの機能や種類について解説し、あなたのECサイトの売上をあげるにはどのようなポイントでECカートを選ぶことが大切なのかについてまとめていきたいと思います!

本記事を読んで、あなたのECサイトの売上をあげるECカートと運命の出会いをできるようになりましょう!!

ECカートとは?

 そもそもECカートとは、顧客がオンライン上で商品やサービスの取引を行う際に利用するソフトウェアのことです。「インターネット上の買い物かごやレジ」のようなものをイメージしてもらうと良いかもしれません。

 ECサイトは、商品の販売・購入手続き等の一連の機能を持ったECカートのおかげで成立しているのです。

 ECカートには、ネットショップを運営するための基本的な機能が備わっています。ここからは、ECカートの具体的な機能を見ていきましょう!

カート機能

 カート機能は、ECカートシステムの最も基本となる機能です。ユーザーが商品ページで選んだ商品をカートに保存する機能となります。

決済手続き機能

 銀行決済やコンビニ決済、クレジットカード決済、キャリア決済、ポイント決済などの各種決済方法から、カートに保存された商品を決済する機能です。
 お店で言うと、レジの機能に当たりますね!

注文管理機能

 注文を受けると、注文番号や顧客名、住所、注文日時などの情報が取得され、データベースとして管理される機能です。
 お店のレジでも、どのような商品が購入されたかの履歴はデータとして残りますよね。

顧客管理機能

 ユーザーの住所や氏名、電話番号、購入履歴、ポイント残高などの顧客情報や、ID・パスワードなどの会員情報を管理する機能です。ユーザーが次回ログインした際に、決済情報が呼び出されるためにも必要な機能です。
 これは、お店のレジにはないECカート特有の機能ですね。

商品管理機能

 商品ページでの情報登録や在庫状況確認など、商品の売れ行きや在庫管理を行う機能で す。在庫が少なくなった時や、売り切れ時の通知などもこの機能に含まれます。

販売管理機能

 新規顧客やリピーターの獲得・アピールに役立つ機能です。ポイントや限定クーポンの発行、購入履歴に基づいたメルマガの配信機能などがあります。
 なんと、こんなこともECカートでできちゃうんです!

 これらの基本的な機能はほとんどのECカートに備わっており、ECサイトのスムーズな運営を可能にしています。ECカート、すごいやん!

 では、ECカートには具体的にどのような種類があるのでしょうか?ここからは、各ECカートの特徴やメリット・デメリットについて見ていきます!

ECカートの種類

 ECカートには、大きく分けて5つの種類があり、それぞれに費用やショップ開設までの時間、機能の自由度などが異なります。

フルスクラッチ型

 自社で一からECカートシステムを開発するタイプです。
 ECサイトの運用に合わせて、商品ページの構成から各機能の仕組みまで、完全にオリジナルなECカートを作れます。
 一方で開発のためのコストや時間がかかる他、メンテナンスやアップデートのための専門的なリソースも必要になるため、このタイプは運営資金が豊富な大企業などにおすすめです。

パッケージ型

 主要な機能を備えたECカートソフトを購入し、自社のECサイトに合わせて自由にカスタマイズして利用するタイプです。
 既存のソフトウェアを用いるので、フルスクラッチ型よりコストは低くなります。
 とはいえ、初期費用には数十万円程度が必要で、稼働後の運用にもコストがかかります。

オープンソース型

 無償のオープンソースを利用したECカートシステムをECサイトに組み込むタイプです。オープンソースとは、ソースコードと呼ばれるソフトウェアの設計図が一般公開されているものを指します。
 これまでの2つのタイプとは異なり、公開されているソースコードを無償で利用できる点が最大の特徴です。そのためコストを大幅に抑えられますが、ソースコードを扱うプログラミングの専門知識が必要となる他、バグや脆弱性に対処するためのリソースも必要です。

ASP型

 クラウド上のプラットフォームを利用してECサイトを運営するタイプです。このタイプはECサイトの運営に必要な機能が全て揃っているため、サーバーを用意するなどの手間がなく、仕様を自分で考える必要もありません。
 店舗ビジネスで例えると、レジや商品棚などの基本的なお店の機能を提供会社に貸してもらい、自分の商品を並べてビジネスをしているような状態です!
 ショップ開設までの期間も比較的短く、費用も月額数万円程度の少額です。バージョンアップや機能追加などの運営も基本的に提供会社の役割になるため、低コスト・短期間で手軽にECサイトを始めたい方におすすめです。
 ただ、上記のタイプに比べてカスタマイズの自由度が低い、あるいは提供会社のシステム障害やサービスの停止があった場合に、このECカートシステムを使えなくなる等のデメリットが挙げられます。

ECモールへの出店

 一つのドメインを持つショッピングサイトに商品を販売する方法で、最も手軽にECサイトを始められるタイプです。
 皆大好きメルカリやYahoo!ショッピング、Amazon、楽天市場などがこのタイプに当たります。
 商品を登録するだけで専門知識なしに簡単に販売を開始することが可能です。また、サイト自体が高い知名度を持っているため、効率的な集客を狙える点も魅力です。
 店舗ビジネスで例えると、有名な百貨店のなかにテナントとしてお店をオープンしているような状態ですね!
 一方、モール内での価格競争が起きやすい、売り上げごとに手数料が発生するなどのデメリットもあります。

 以上がECカートの主な種類と特徴になります。

 これらを比較すると、価格が低いほど手軽にECサイトを始められる分、ショップのカスタマイズの幅が狭くなり、外部への手数料なども発生する、といった傾向が見られますね。これを踏まえて、次はECカートを選ぶ際のポイントについて見ていきます!

ECカートを選ぶ時のポイント

 実はECカートには多くの種類があり、どのようなECサイトを運営しているのかによって選ぶべきECカートも変わってきます。
 あなたが使っているECカート、もしかして変更したら売り上げが上がるかも!?
 ここでは、どのようなポイントを見てECカートを選んで行けば良いのか解説していきます!

事業規模

 まず、自社の事業規模を軸に考えます。

 例えば年商数億円規模の大規模なECサイトを計画しているなら、サイトのオリジナリティやブランディングを重要視する必要が出てきますので、フルスクラッチ型やパッケージ型が適していると言えます。
 事業を小規模で抑える場合は、低コストで必要な機能をまかなえるASP型が候補に入るでしょう。また、最初はASP型でショップを開設し、運営が軌道に乗ればカートシステムを含めたECサイト全体を移行する方法なども考えられます。
 社内にどれほどECサイトのノウハウがあるか、自社がどのような業態であるかも、適切なECカートを見極めるポイントになります。

商品やブランディングの方向性

 ECサイトで扱う商品のブランディングの方向性も、ECカートの選択に大きく影響します。

 例えば、アパレルブランドECを立ち上げたい場合なら、ブランドのイメージをECサイトにも反映させるために、パッケージ型などの自由度の高いタイプを選ぶのが適切かもしれません。
 あるいは、ブランドの知名度がある程度高い企業であれば、特定のターゲット層の集客に強いECモールへ出店することで、短期間で高い売り上げを獲得できる可能性が高まります。

 私も大学生の若かりし頃は、ZOZO TOWNやSHOP LISTで大量にお洋服を購入していました……あ、もちろん今も若いですよ?///

事業形態

 自社がBtoB事業かBtoC事業かで、選ぶべきECカートも変わります。業態によって必要な機能が変わり、間違うと取引に影響が出る恐れがあるためです。
 一般的に知られているECカートは、BtoC事業を基準に作られています。BtoB事業がメインである場合は、BtoB対応のECカートに絞って選ぶことをおすすめします。

システムの安定性

 システムが安定して運営できるかどうかも見落とせないポイントです。
 特にASP型を利用する場合、サービスの提供企業が安定した経営ができず、サービスが突然終了する可能性が考えられます。
 このような場合、ECカートシステムを別のシステムへと移行する必要性が生じ、多くの時間とリソースを消費することになりかねません。
 システムが安定かどうかを見極めるには、提供企業の規模やここ数年の成長率をチェックしましょう。

おすすめECカート5社の機能を徹底比較

 最後に、おすすめのECカートを比較しながら紹介します。
 結局どんなECカートがおすすめやねん!と頭を悩ませている方は、こちらの比較を参考にしてくださいね!

BASE

 BASE株式会社が運営するECカートサービスです。現在140万ショップに利用されており、国内でも有数の導入実績があります。
 特徴は、無料のECカートでありながら商品カテゴリごとに多様なデザインを選べる点です。初めてECサイトを運営する方に特におすすめです。

STORES

 STORESはヘイ株式会社が運営するサービスです。こちらもBASE同様に無料で始められ、テンプレートも豊富に取り揃えられています。
 また、instagramアカウントと連携することで、instagramにアップしている写真をそのまま商品画像として使うなど、運用や集客の手間が省けることも大きな特徴です。
 フリープラン以外にも、月額料金の必要なスタンダードプランも用意されています。

Shopify

 Shopifyはカナダ生まれのサービスで、世界でもNo.1のシェアを誇るECカートサービスです。日本ではShopify Japan株式会社によって運営されています。
 Shopifyの最大の特徴は、越境EC、つまり外国のユーザーを対象に商品を販売する、海外通販向けのカートシステムに挑戦できる点です。世界中の言語に対応している他、決済方法や国ごとの税率にも対応しているため、専門的な知識が不要な点が強みです。
 Shpoifyには14日間の無料トライアル期間があり、トライアル後は月額$29から始められます。

futureshop

 futureshopはフューチャーショップ株式会社が運営するサービスです。デザイン性が高く、ブランディングを重視する企業に評価されています。5つのプランが用意されており、最も低額のプランでは初期費用・月額費用ともに22,000円(税抜)からスタート可能です。
 また、「実店舗在庫機能表示」というユーザーが頻繁に利用する店舗の在庫を表示する機能もあり、実店舗を持っている方に特におすすめです。

MakeShop

 MakeShopはGMOメイクショップ株式会社が運営するECカートサービスで、年間流通総額が9年連続1位の実績を誇るサービスです。初期費用・月額費用ともに10,000円(税抜)からスタート可能です。
 MakeShopにはBtoBに特化したオプションがあり、法人取引にECサイトを活用したい方に非常におすすめです。

おわりに

 ここまでECカートの概要や特徴、選ぶ際のポイント、おすすめのECカートについて見てきましたが、いかがでしたでしょうか?一言にECカートと言っても、サイトの規模や運営費用、売上目標によって様々な選択肢が考えられることがおわかりいただけたかと思います。

 今回の記事を参考に、それぞれをECサイトに見合ったECカートシステムを検討していただければ幸いです!

 また、この記事の内容を踏まえてあなたのECサイトに合ったECカートをプロに診断してもらうには、以下のフォームからお気軽にご相談ください。数多くあるECカートから、最適なECカートをおすすめいたします!

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